*読売新聞より

東京都の石原慎太郎知事は21日、今年最後となる会見で「都内でサッカーグラウンド500面分の緑を新たに生み出す」などとする都の3カ年計画を公表した。会見詳報は以下の通り。

サッカー場の緑化

「冒頭、私からひとつ。昨年の暮れに発表した『10年後の東京』でありますけれども、これは机上のプランじゃなしに実際に行っていくために、実現のですね、具体的な、その計画を立てなくてはいけませんが、まず当面ですね、3年間の間にどこまでこぎつけるかという話。『「10年後の東京」への実行プログラム2008』を策定いたしました。
ちょうど1年前、日本の頭脳部、心臓部として発展してきた東京をですね、より高い次元へと成長させ、時代に継承するためのワンディケード(10年)先の『10年後の東京』を策定して、10年後の東京のイメージを描きましたが、まあ、3期目の就任にあたってやはり私にとって最大の仕事は、この実現可能な近未来図の基礎固めだと思っております。今回その道筋をはっきり示したと思います」

「実行プログラムは元気な子どもたちを育てる校庭の芝生化や、海の森や街路樹倍増など緑のあふれる東京の実現など、39の政策を掲げていますが、3カ年の事業費は約1・7兆円。平成20年度は約4700億円であります。先進性の持つ取り組みや、今後3カ年で加速して進める取り組みをそろえまして、10年後の東京で掲げた目標に対して3年後の到達目標を明示しました」