芝生は使用による損傷(擦り切れ等)と成長による回復のバランスが保たれていれば、深刻な状態になることはありません。ティフトン419は一定期間使用を中止し養生すれば短期間で回復するのですが、現実的ではありませ。そこで維持管理の基本は、傷みにくく回復しやすい芝生の状態を保つことになります。

芝生が傷む

  • 踏圧によって土壌が固まり、生育が悪くなる
    芝生を踏むことで土壌が固くなり、通気性や透水性が低くなり、生育に必要な水分や養分を根が十分に吸収できなくなる
  • 水が少なすぎて生育が悪くなる。ひどい場合は枯れる。
  • 水が多すぎて生育が悪くなる。場合によっては病気が発生する。
    本来水はけの良い土地に生育する芝にとって、多すぎる水が弊害になる例です。

    • 土壌中の水分が多くなることで、空気が押し出され、通気性が減少し、根の生育が低下すること。
    • 常に湿度が高い状態にあることによってカビが発生し、芝生が病気になること。
    • 土壌中の水分が多い状態では、根を深く伸ばす必要がなく、水分吸収力が低い芝生となり、水分不足の際に影響をを受けやすくなることです。
  • 養分が少なすぎて生育が悪くなる。場合によっては病気になる。
  • 過剰な低刈りよって生育が悪くなる。

上記の点に留意して維持管理を行うことで、丈夫で生育力の高い芝生の状態を保つことができます。

排水不良の改善をご提案|副側溝工法

芝生の排水不良対策として自然地下排水若しくは透水管による排水方法がとられていましたが、弊社開発の芝生を蘇らせる『副側溝工法は排水構造体を脱着させメンテナンスをすることができます。永続的に芝生の根腐れ(排水不良)から守ります。

芝生の根腐れ

*2013年7月 副側溝工法施工中の写真です。縁石下部がフラッシングコア(濾過構造体)です。

根腐れ改善

*施工後約1ケ月経った写真です。補修した芝生も根付き良い状態になっています。フラッシングコアは芝生に覆われ、目につかない状態になりました。