肥料の成分
多量要素(肥料の主成分・三大要素)

芝生が必要とする肥料に欠かせない三要素が「窒素・リン酸・カリウム」です。肥料の成分表示では「N・P・K」と書かれることも多く、配合される割合は「8-8-8」や「10-10-10」などと数字のみで表示されます。「10-10-10」なら窒素・リン酸・カリがそれぞれ10%ずつ含まれているということになります。「窒素・リン酸・カリウム」は、植物の生長に要求される量が多量なことから多量要素として分類されます。

芝生の肥料

  • 窒素(N)
    葉や茎の成長を促進します。窒素が適度に与えられていると葉色が良くなり、ぐんぐん生長します。やりすぎると病虫害に弱い軟弱な芝生になってしまいます。葉肥(はごえ)とも言われます。
  • リン酸(P)
    根の発育や芽の分けつなど、植物の生長に大きく影響します。生長初期段階では特に重要な成分になります。花肥(はなごえ)や実肥(みごえ)とも言われます。
  • カリウム(K)
    根の生長を促します。また、根や茎や葉を丈夫にし、耐病性を高める役割もあります。カリ・加里と表記されることもあります。根肥(ねごえ)とも言われます。